iPhoneとWindowsで空き容量が違う?USB接続時に表示が食い違う理由と正しい確認方法
はじめに
iPhoneをWindowsパソコンにUSB接続すると、
「あれ?空き容量が違う…」
実際に、iPhone本体では「空き55GB」と表示されているのに、Windowsでは「空き28GB」と表示されるケースがあります。これは不具合ではなく、表示方法の違いによるものです。
こんな感じに違います。順位 iPhone本体、Wineodsの[エクスプローラー]、[フォルダの合計] です。



iPhoneとWindowsで表示が違う
- MTP(Media Transfer Protocol)の仕様
WindowsはiPhoneを「カメラやメディアデバイス」として認識し、内部ストレージ全体ではなく、アクセス可能な領域だけを仮想的に表示します。 - 容量の計算方法の違い
iOSは「1GB=1,000,000,000バイト」、Windowsは「1GB=1,073,741,824バイト」で計算するため、同じ容量でも数GBの差が出ます。 - キャッシュやシステム領域の扱い
iPhone本体では「システムデータ」や「一時ファイル」を含めて管理していますが、Windowsはそれを正しく区別できず、使用済みに含めてしまうことがあります。
正しい空き容量を確認する方法正しい空き容量を確認する方法
- iPhone本体:「設定」→「一般」→「iPhoneストレージ」
- Windows側の表示は参考程度にとどめる
実用的な対処法
もしWindowsで「空きが少ない」と表示されてファイル転送に支障がある場合は:
- iTunesやFinder(Mac)経由で転送
- iCloud DriveやOneDriveなどクラウド経由
- Lightning/USB-C対応の外部ストレージを利用
まとめ
- iPhoneとWindowsで空き容量が違うのは「仕様」
- 正しい空き容量はiPhone本体で確認するのがベスト
- 実際の運用では、Windowsの表示に惑わされず、iPhoneのストレージ画面を基準に考えましょう