iPhoneで無線接続(Wi-Fi)を見たら,「セキュリティが低い」って表示されるけど大丈夫?
📱 iPhoneでWi-Fi接続時に「セキュリティが低い」と表示される原因と対策
iPhoneでWi-Fi接続時に「セキュリティが低い」や「安全性の低いセキュリティ」と表示されるのは,接続先のWi-Fiルーターが古い暗号化方式を使っていることが主な原因です。
🔎 原因
- 古い暗号化方式を使用している
- WEP
- WPA / WPA2 (TKIP)
これらは脆弱性があり,通信内容を盗み見られる可能性があります。かつては主流が時の流れと共に危険になっているんですね~。
- ルーターや中継器の設定が古いまま
WPA2-AES や WPA3 に対応していても,設定が「混在モード(WPA/WPA2)」になっていると警告が出ることがあります。意外と盲点ですので確認してみましょう! - ルーターのファームウェアが古い
最新のセキュリティ規格に対応していない場合,アップデート不足が原因のことも。これはルーターを買い替えるしかないです。。。 - フリーWi-Fi利用時
公共のWi-Fiは暗号化が弱いか,そもそも暗号化されていないことが多く,警告が表示されます。これもこちらではどうしようもないですね。
🛠 対策
自宅Wi-Fiの場合
- ルーターの管理画面にログイン
→ 「無線LAN設定」や「セキュリティ設定」を開く。 - 認証方式を変更
- 推奨:WPA2-PSK (AES) または WPA3-Personal
- 「WPA/WPA2混在」や「TKIP」は避ける。
- ファームウェアを最新に更新
メーカー公式サイトからアップデート。 - 古いルーターなら買い替え
5年以上前の機種はWPA3非対応のことが多いため,買い替えが安全ですね。この「5年」というのはサイクルとしてパソコンやスマホなども1つの目安になると思います。私は10年近くどれも使い続けていますが…(T_T)
外出先・フリーWi-Fiの場合
- 可能なら利用を避ける。どこに何が潜んでいるか分かりませんからね。
- やむを得ず使う場合は VPNアプリ を併用して通信を暗号化する。
- 個人情報や金融系の操作は避ける。
💡 まとめ
- 表示の正体は「暗号化方式が古い」という警告。
- 自宅なら ルーター設定をWPA2(AES)かWPA3に変更。
- 公共Wi-Fiなら VPN利用 or 接続回避 がベスト。
ちなみに私がよく目にするNTTのHGWの無線LANカードの規格は以下の通りです。
📋 NTTホームゲートウェイ用 無線LANカード一覧
| 型番 | 対応無線LAN規格 | 最大速度(理論値) | 暗号化方式 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| SC-40NE「2」 | IEEE802.11a/b/g/n/ac | 最大 1.3Gbps(11ac利用時) | WEP(64/128bit),WPA-PSK(TKIP/AES),WPA2-PSK(AES),WPA/WPA2混在 | 現行主力カード。RT-500/PR-500/RX-600系HGW対応 |
| SC-40NE | IEEE802.11b/g/n | 最大 300Mbps(11n利用時) | WEP(64/128bit),WPA-PSK(TKIP/AES),WPA2-PSK(AES) | 旧モデル。RT-S300/PR-S300/RV-S340系。PR-400系。HGW用。新規提供終了 |
| SC-32NE / SC-32SE / SC-32KI / SC-32HI | IEEE802.11b/g | 最大 54Mbps(11g利用時) | WEP(64/128bit),WPA-PSK(TKIP/AES),WPA2-PSK(AES) | さらに古い世代。現在は提供終了 |
🔑 ポイント
- 最新は「SC-40NE(2)」:IEEE802.11ac対応で高速通信可能。
- 暗号化方式:古いモデルはWEPやTKIPも選べますが,セキュリティ的に脆弱。実運用では WPA2(AES) 以上 を推奨。
- WPA3には非対応:現行のNTT HGW用カードはWPA3未対応。より強固なセキュリティを求める場合は、市販のWi-Fiルーターを併用するのが現実的です。
💡 まとめ
- **SC-40NE「2」**が現行の主力カードで,IEEE802.11ac対応。
- 暗号化は WPA2(AES) を必ず選択すること。
- 古いカード(SC-40NE,SC-32系)は速度・セキュリティともに時代遅れなので,利用中なら更新を検討。
私としては,電源コンセントが1つ増えますが,市販ルーターを購入することをお勧めします!