
はじめに
Windows11に移行してから,ExcelやWordで「上書き保存」「名前を付けて保存」ができないという相談が増えています。
原因のひとつが OneDriveの自動保存機能 です。この記事では,OneDriveの自動保存をオフにして,従来通りローカルPCに保存する方法を解説します。
1. なぜ保存できなくなるのか?
- Windows11では初期設定で OneDriveとドキュメント・デスクトップが自動同期 されます。(←ここが大きい!!)
- その結果,ExcelやWordの「自動保存」が強制的に有効になり,保存先がOneDriveに固定されることがあります。
2. 自動保存をオフにする方法(Excel・Word共通)
手順
- ExcelまたはWordを開く
- 画面左上にある 「自動保存」スイッチ を確認

- 「オフ」に切り替える
- これでOneDriveではなく,ローカルPCに保存できるようになります
👉 ポイント:一度オフにすると,そのファイルは次回以降も自動保存されません。(←そのファイルのみです)
3. 保存先をローカルに変更する方法
- [ファイル] → ([その他…])[オプション] を開く
- [保存] タブを選択
- 「既定でコンピューターに保存する」にチェックを入れる
- 「既定のローカルファイル保存場所」に「C:\Users\ユーザー名\Documents」などを指定
これで新規作成ファイルも自動的にPC内に保存されます。
4. OneDriveの同期を一時停止・解除する方法
- タスクバー右下の OneDriveアイコンを右クリック
- 「同期の一時停止」または「設定」→「アカウント」→「このPCのリンク解除」を選択
- これでOneDriveとの自動同期を止められます
※完全に無効化するとバックアップ機能も使えなくなるため,必要に応じて選択してください。
詳しくは
5. まとめ
- Windows11ではOneDriveが標準で有効化され,ExcelやWordの保存先が自動的にクラウドに設定される
- 保存できない場合は 「自動保存をオフ」+「ローカル保存を既定に変更」 が有効な対策
- ネットワークやOneDrive容量に依存せず,従来通り安心して保存できる
それにしてもOneDrive絡みのトラブルが多いです。。。ね
