
光回線が遅いと感じると、
「回線品質が悪い」「地域的にダメ」
と思いがちですが、原因はISP(プロバイダ)や接続方式であることが少なくありません。
今回は、「速度が遅い」とお悩み中のお客様が、
ここ数か月で、光回線そのものは一切変えず、ISPと接続方式(PPPoE / IPoE)だけを変更した結果、
通信速度が大きく変化した実測例を紹介します。
計測条件について
- 回線:同一の光回線(変更なし)
- 計測端末:Wi‑Fi接続のスマートフォン(iPhone)
- 計測環境:宅内・同条件
- 計測方法:一般的な速度測定サイト
※ Wi‑Fi経由・スマホ計測のため、
有線接続のPCであれば、さらに差が出る可能性があります。
① BBExcite + PPPoE接続
最初の環境はこちら。
- ISP:BBExcite
- 接続方式:PPPoE
測定結果:22Mbps

正直、光回線としてはかなり厳しい数値です。
Web閲覧は可能ですが、
- ページ表示がもたつく
- 動画の画質が自動で下がる
- 夜間は特に不安定
と、体感的にも「遅い」と感じる状態でした。
ただ月額料金が考えられないほど安かったです!
この値段で光回線のISP?!って感じでした。
今回は、速さと安定性を選ぶことになりました。
② @nifty + IPoE接続
次に、ISPを @nifty に変更し、IPoE接続にしました。
- ISP:@nifty
- 接続方式:IPoE
測定結果:190Mbps

Screenshot
回線工事なし、宅内環境も同じ。
変えたのは ISPと接続方式のみ です。光電話を導入しているので自動的に最初からIPoE接続でした。
体感は別物で、
- ページ表示が一瞬
- 動画のシークも即反応
- ダウンロードが安定
と、「これが本来の光回線か」と思えるレベルになりました。
ただ訳あって別のISPに変更を余儀なくされました。。。下記へつづく。
③ BIGLOBE + PPPoE接続(画像3)
次は、BIGLOBEをPPPoE接続で利用した場合です。
- ISP:BIGLOBE
- 接続方式:PPPoE
測定結果:96Mbps

BBExciteよりはかなり改善していますが、
IPoE接続と比べるとまだ差があります。
PPPoEでもISPによって差が出ることが分かります。
④ BIGLOBE + IPoE接続
最後は、同じBIGLOBEでIPoE接続に変更。
- ISP:BIGLOBE
- 接続方式:IPoE
測定結果:190Mbps

@niftyのIPoE接続時とほぼ同等の結果です。
IPoE接続の強さがはっきり分かる結果となりました。
結果をまとめると
| ISP | 接続方式 | 下り速度 |
|---|---|---|
| BBExcite | PPPoE | 22Mbps |
| @nifty | IPoE | 190Mbps |
| BIGLOBE | PPPoE | 96Mbps |
| BIGLOBE | IPoE | 190Mbps |
同じ光回線なのに、最大で約9倍の差が出ています。
なぜここまで差が出るのか
PPPoEの特徴
- 利用者が多く、夜間に混雑しやすい
- 網終端装置がボトルネックになりやすい
IPoEの特徴
- 混雑ポイントを回避できる
- 夜間でも速度が落ちにくい
- 対応ISP・対応ルーターが必要
今回の結果を見る限り、
速度差の最大要因は「接続方式」であることが分かります。
光回線が遅い原因は「回線」ではないかもしれない
今回の検証で強く感じたのは、
光回線が遅い = 回線品質が悪い
とは限らない
ということです。
- 回線:同じ
- 環境:同じ
- 計測端末:同じ
それでも、
ISPと接続方式だけでここまで速度が変わる
というのは、知らないと損をします。
まとめ:プロバイダと接続方式選びは慎重に!
- 速度が遅いなら、まずISPと接続方式を確認
- PPPoE利用中なら、IPoE対応ISPを検討する価値あり
- 回線乗り換えの前に、プロバイダ変更を試すのも有効
今回はWi‑Fi経由のスマホ計測でしたが、
有線接続のPCなら、さらに差が出る可能性があります。
光回線を最大限活かすためにも、
プロバイダや接続方式選びは慎重に行いましょう!
今回はこれで納得いただきましたのでしばらく様子を見てみることになりました。