
今回、話題になったのは、年に1度のアップグレード(アップデート)でした。
でも
Windows Update(アップデート)って毎月行われています。
Windows Updateには、ある程度決まった更新スケジュールがあります。
この記事では、Windows Updateの基本的な更新日や、毎月行われる「月例更新」の仕組み、通常の更新と大型アップデートの違いについて、解説します。
Windows Updateは毎月いつ?
Windowsの月例セキュリティ更新プログラムは、原則として毎月第2火曜日(米国時間)に公開されます。
この更新は「月例セキュリティ更新プログラム」「品質更新プログラム」「累積更新プログラム」などと呼ばれることがあります。
日本では「第2水曜日」になることが多い
Microsoftが更新プログラムを公開する基準は米国時間です。
それで、日本時間では時差の関係で、第2火曜日の翌日となる水曜日にWindows Updateを確認すると、新しい月例更新が表示されることが多くなります。
つまり、
米国時間:第2火曜日
↓
日本時間:第2火曜日の夜~翌日の水曜日
というイメージです。
そのため、日本では「Windows Updateは毎月第2水曜日」と説明されることがありますが、Microsoftの正式なリリーススケジュールは米国時間の第2火曜日の次の水曜日です。
例えば2026年9月はいつだった?
2026年9月の月例セキュリティ更新プログラムは、Microsoftの更新履歴では9月8日に公開されています。
これは米国時間での第2火曜日です。
日本では、9月9日(水)にWindows Updateで確認する形になりました。
Windows 11 23H2向けの2026年9月の累積更新プログラムも、Microsoftのサポートページでは「2026年9月8日」と記載されています。Microsoft サポート
毎月のWindows Updateでは何を更新している?
「Windows Update」というと、Windows 11の大きなバージョンアップを想像する人もいるかもしれません。
しかし、毎月行われている更新は、それとは少し違います。
月例のセキュリティ更新プログラムには、
- セキュリティ上の問題の修正
- Windowsの不具合修正
- 安定性の改善
- セキュリティ以外の改善
- 前回までの修正
などが含まれています。
そして重要なのが、累積更新プログラムになっていることです。
Microsoftによると、Windowsの更新プログラムは通常、累積的に提供されます。
つまり、過去に公開された修正を積み重ねていく仕組みです。
「累積更新プログラム」って何?
例えば、
1月にAという修正
↓
2月にBという修正
↓
3月にCという修正
があったとします。
単純に考えると、
「3月のPCにはA・B・Cを全部別々にインストールするの?」
と思うかもしれません。
Windowsでは基本的にそうではありません。
最新の累積更新プログラムには、以前の修正も含まれています。
そのため、基本的には最新の月例更新を適用することで、それまでに公開された必要な修正もまとめて適用できる仕組みになっています。
毎月更新しているから、Windows 11 26H2は短時間で更新できた?
私自身、Windows 11 25H2から26H2へ実際にアップグレードしてみました。
通常のWindowsの大型アップデートというと、
「かなり大きなファイルをダウンロードして、長時間かけてWindowsを入れ直すのでは?」
と思うかもしれません。
ところが、今回の25H2から26H2への更新は、思ったより短時間で完了しました。
その理由の大きなポイントが、26H2が25H2と共通のサービス基盤を使用し、有効化パッケージによって機能を有効にする仕組みになっていることです。
Microsoftも、対象デバイスの多くでは26H2への移行が、小さな有効化パッケージのインストールと1回の再起動で完了するよう設計されていると説明しています。
そしてさらに、26H2では25H2の月次更新プログラムで導入されていた多くの機能が有効になるような仕組みだったので毎月のUpdateも貢献していたことになると思います。Microsoft サポート
毎月のWindows Updateが重要なのは、このため
よくパソコンのサポートに行くと、

Windows 11では、毎月の更新を通じて、
- セキュリティ修正
- 不具合修正
- 安定性向上
- 新しい機能や改善
などが継続的に提供されています。
ですからサポート期限が切れたパソコンでネット接続したりするのはリスクが高くなるのです。
またWindows 11では、新機能や改善が毎月の更新プログラムに含まれることもあります。
普段使っているWindows 11そのものが、目には見えなくても毎月少しずつ更新されているわけです。
毎月第4火曜日にも更新がある?
あります。
ここも「第2火曜日だけ」と思っていると混乱しやすいところです。
Microsoftは、毎月第4火曜日ごろにオプションのセキュリティ以外のプレビュー更新プログラムを公開しています。
大まかに整理すると、
| 時期 | 更新プログラム | 主な内容 |
|---|---|---|
| 毎月第2火曜日 | 月例セキュリティ更新 | セキュリティ修正+その他の修正 |
| 毎月第4火曜日 | オプションのプレビュー更新 | 翌月の月例更新に入る予定の修正など |
| 必要な場合 | OOB更新 | 緊急の問題・脆弱性などへの対応 |
| 年1回 | 機能更新プログラム | Windowsのバージョンアップ |
※実際の公開日は米国時間を基準に考える必要があります。
第4火曜日の「プレビュー更新」は必ず入れるべき?
第4火曜日ごろのプレビュー更新は、オプションの更新プログラムです。
そのため、
「第2火曜日の更新と同じように、必ずインストールしなければならない」
というものではありません。
翌月の月例更新に先行して、セキュリティ以外の修正などを確認する目的で提供されます。
初心者の場合は、特に理由がなければ、通常の月例更新を待つという考え方でもいいと思います。
「月例更新」と「26H2」は何が違う?
では今回話題になった26H2へのアップグレードとどう違うかまとめてみますね。
ここは一覧表にすると分かりやすいです。
| 月例更新 | Windows 11 26H2 | |
|---|---|---|
| 更新頻度 | 毎月 | 年次の機能更新 |
| 主な目的 | セキュリティ・不具合修正など | Windowsの新しいバージョン |
| 公開時期 | 毎月第2火曜日が基本(米国時間) | 年1回、暦年後半 |
| 更新内容 | 修正・改善が中心 | 新機能・機能改善など |
| バージョン | 基本的に変わらない | 変わる |
| 再起動 | 必要になる場合あり | 必要 |
| 更新規模 | 通常の更新 | バージョンによって異なる |
ただし、Windows 11では新機能が月例更新を通じて段階的に提供されることもあります。
そのため、
「新機能は全部、年1回の大型アップデートで初めて追加される」
という単純な仕組みではありません。
Windows Updateは「毎月決まった日に自動的に実行される」の?
「毎月第2火曜日の翌日に必ず自分のPCが更新される」
という意味ではありません。
Microsoftが更新プログラムを公開する日が第2火曜日ということで、実際にPCへインストールされるタイミングは、Windows Updateの設定やPCの状態などによって変わります。
今回の26H2へのアップグレードも同じですね。
更新プログラムが公開されたからといって、すべてのPCにまったく同じタイミングで表示されるとは限りません。
そのため、
「第2火曜日の翌日を過ぎたのに更新されない」
からといって、すぐに異常だと考える必要はありません。
Windows Updateを手動で確認する方法
すぐに更新があるか確認したい場合は、Windows 11で、
設定 → Windows Update
を開きます。
そこで、
[更新プログラムのチェック]
をクリックします。
利用できる更新プログラムがあれば、Windows Updateからダウンロード・インストールできます。
Windows Updateは毎月チェックしたほうがいい?
基本的には、Windows Updateを長期間放置しないことが大切です。
特に月例セキュリティ更新には、セキュリティ上の問題への対応が含まれます。
Microsoftも、Windowsの月例セキュリティ更新をデバイスの保護と最新状態の維持に役立つものとして位置付けています。Microsoft Learn
Windows Updateを開いて、
「更新プログラムのチェック」
を実行するだけでも、現在利用できる更新を確認できます。
まとめ
Windows Updateの更新日は、少し分かりにくいですが、基本を覚えておくと簡単です。
- Microsoftの月例セキュリティ更新は原則として毎月第2火曜日(米国時間)
- 日本では時差のため、第2火曜日の翌日である水曜日に確認することが多い
- 月例更新は累積更新プログラム
- セキュリティ修正だけでなく、Windowsの不具合修正や改善も含まれる
- 第4火曜日ごろにはオプションのプレビュー更新がある
- 26H2のような機能更新プログラムは、月例更新とは別のもの
- Windows 11では、新機能が月例更新を通じて提供される場合もある
- Windows Updateを長期間放置しないことが大切
今回、Windows 11 25H2から26H2へ実際にアップグレードしてみましたが、思っていたよりも短時間で更新が完了しました。
Windows 11は「年に1回、大型アップデートをする」だけではなく、毎月のWindows Updateによって少しずつ改善・更新されていると覚えておくと分かりやすいと思います。

