
LANケーブルはCAT6Aで十分?CAT7・CAT8との違いや選び方を初心者向けに解説【2026年版】
LANケーブルにも「規格」があることをご存じですか?
実は、LANケーブルにも「CAT(カテゴリー)」という規格があり、通信速度や性能が異なります。
しかし、私がパソコンサポートをしている中で感じるのは、Wi-Fiルーターや光回線は気にしても、LANケーブルの規格までは意識していない方が非常に多いということです。
その結果、最新のルーターへ買い替えたのに、古いLANケーブルをそのまま使っていて、本来の性能を活かせていないケースも少なくありません。
この記事では、CAT6A・CAT7・CAT8の違いや選び方、購入時の注意点を、パソコンサポートの経験も交えながらわかりやすく解説します。
結論
光回線を10ギガへ変更したり、新しいWi-Fiルーターを購入したりすると、「LANケーブルもCAT8にしたほうが速くなるの?」と疑問に思う方は多いのではないでしょうか。
結論から言うと、一般家庭ではCAT6Aを選べば十分なケースがほとんどです。
CAT7やCAT8は高性能な規格ですが、その性能を活かすには対応するルーターやパソコン、利用環境が必要になります。
これを揃えようとするとかなりの金額になります。
サポートの現場で

ということで駆け付けると、古いLANケーブルをそのまま使っていたというケースは珍しくありません。
LANケーブル選びは重要なんです!
この記事でわかること
- LANケーブルのCAT(カテゴリー)の違い
- CAT6A・CAT7・CAT8はどれを選べばよいか
- 光回線1ギガ・10ギガでおすすめの規格
- LANケーブルを交換するときの注意点
- よくある質問
LANケーブルは意外と見落とされている
Wi-Fiルーターや光回線を選ぶときは熱心に比較する方が多い一方で、LANケーブルまで意識している方は意外と少ないと感じます。
前述の通り、

意外と多いんです。
LANケーブルは目立たない存在ですが、光回線・ONU(回線終端装置)・ホームゲートウェイ(HGW)・Wi-Fiルーター・パソコンをつなぐ大切な役割を担っています。
高速な回線や高性能ルーターを導入しても、LANケーブルの規格が古いままだと、本来の性能を十分に活かせないことがあります。
LANケーブルの「CAT」とは?
LANケーブルの「CAT」は「Category(カテゴリー)」の略で、通信性能を表す規格です。
数字が大きくなるほど通信速度やノイズ耐性は向上しますが、「数字が大きいほど必ずおすすめ」というわけではありません。
重要なのは、ご家庭のインターネット環境に合った規格を選ぶことです。
今使っているLANケーブルのCAT(規格)を確認する方法
現在使用しているLANケーブルの規格は、多くの場合ケーブルの被覆(外側)に印字されています。
例えば、次のような表示です。
- CAT5e
- CAT6
- CAT6A
- CAT7
- CAT8
メーカーによって表記は多少異なりますが、「CAT」や「Category」の文字が記載されていることがほとんどです。

(LANケーブルに印字された「CAT6A」の写真・仕事の持ち運び用で古いタイプですw)
文字が小さいため、スマートフォンのカメラで拡大すると確認しやすくなります。
もし印字が消えていたり、読み取れなかったりする場合は、購入時期や型番から調べるか、新しいLANケーブルへの交換を検討すると安心です。
CAT5e・CAT6・CAT6A・CAT7・CAT8の違い
| 規格 | 最大通信速度 | 伝送帯域 | 10Gbps対応 | おすすめ度 |
|---|---|---|---|---|
| CAT5e | 1Gbps | 100MHz | × | ★★☆☆☆ |
| CAT6 | 1Gbps(短距離では10Gbps対応可) | 250MHz | △ | ★★★☆☆ |
| CAT6A | 10Gbps | 500MHz | ○ | ★★★★★ |
| CAT7 | 10Gbps | 600MHz | ○ | ★★★★☆ |
| CAT8 | 40Gbps(短距離) | 2000MHz | ○ | ★★☆☆☆(一般家庭ではオーバースペック) |
CAT8は非常に高性能ですが、一般家庭で40Gbpsの性能を活かせる環境はほとんどありません。
比較表を見ると、「伝送帯域(MHz)」なる言葉がでてきましね~
「通信速度と何が違うの?」と思う方も多いと思います。。
伝送帯域とは、一度にやり取りできるデータの“通り道の広さ”を表す目安です。
道路に例えると、通信速度は「車が走る速さ」、伝送帯域は「道路の車線数」のようなイメージです。
道路が1車線
🚗🚗🚗
=伝送帯域が狭い
━━━━━━━━━━━━
道路が4車線
🚗🚗🚗🚗🚗🚗🚗🚗
=伝送帯域が広い
- 通信速度:どれくらい速くデータを送れるか
- 伝送帯域:どれくらい多くのデータを安定して送れるか
例えば、CAT6AはCAT6より伝送帯域が広く、10Gbps通信をより安定して行えるように設計されています。
そのため、10ギガ回線を利用する場合や、将来的に高速通信を考えている場合は、CAT6Aを選ぶと安心です。
一般家庭ならCAT6Aがおすすめな理由
現在販売されているWi-Fiルーターや光回線を考えると、多くのご家庭ではCAT6Aが最もバランスの良い選択です。
CAT6Aには次のようなメリットがあります。
- 10Gbps通信に対応
- 価格と性能のバランスが良い
- 家電量販店やネット通販で購入しやすい
- 将来的にも長く使いやすい
迷ったらCAT6Aを選んでおけば、多くの家庭で安心して利用できます。
ONU・HGWとWi-FiルーターをつなぐLANケーブルはどうする?
Wi-Fiルーターを購入すると、LANケーブルが同梱されていることがあります。
ONU(回線終端装置)やHGW(ホームゲートウェイ)とWi-Fiルーターを接続する場合は、まず同梱されているLANケーブルを利用することをおすすめします。
メーカーが同梱しているLANケーブルは、その機器の性能に適した規格であることが多いためです。
一方で、古いLANケーブルをそのまま流用すると、環境によっては通信速度や安定性に悪影響がでる可能性があります。
ルーターを買い替えた際は、LANケーブルもあわせて確認すると安心です。
CAT7・CAT8を選んだほうがよい人
次のような環境ではCAT7やCAT8を検討する価値があります。
- 企業やサーバー用途
- 高速NASを利用している
- 10ギガ環境を構築している
- 将来的な設備更新を見据えて配線を新設する
ただし、ルーターやパソコンが対応していなければ、本来の性能は発揮できません。
LANケーブルを選ぶときのチェックポイント
購入前には次の点を確認しましょう。
- 必要な長さ
- フラットタイプか丸型か
- 爪折れ防止加工(意外と爪が折れて抜けやすくなることがあります)
- 配線場所(屋内・屋外)
- CAT6A以上か
必要以上に高価なケーブルを選ぶより、自分の環境に合った規格を選ぶことが大切です。
よくある質問(FAQ)
CAT8を購入すれば通信速度は速くなりますか?
必ず速くなるわけではありません。ルーターやパソコン、光回線も対応している必要があります。
光回線1ギガならCAT6Aは必要ですか?
CAT6でも利用できますが、買い替えるなら将来性を考えてCAT6Aがおすすめです。
LANケーブルは長いほど速度が遅くなりますか?
一般家庭で使用する長さであれば、大きな影響はほとんどありません。ただし、必要以上に長いケーブルは配線しづらくなるため、適切な長さを選びましょう。
Wi-FiでもLANケーブルは必要ですか?
ONUやHGWとWi-Fiルーターの接続にはLANケーブルを使用します。また、ゲーム機やデスクトップパソコンを有線接続すると、通信が安定しやすくなります。
まとめ
LANケーブルは普段あまり意識されない機器ですが、インターネット環境を支える重要な役割があります。
私のパソコンサポートでも、ルーターだけを最新機種へ買い替え、古いLANケーブルをそのまま使っていたため、本来の性能を発揮できていなかったケースを何度も見てきました。
一般家庭ではCAT6Aを選んでおけば、価格・性能・将来性のバランスが良く、多くの環境で安心して利用できます。
ルーターを買い替える際は、LANケーブルの規格もあわせて確認し、ご家庭のインターネット環境に合ったものを選びましょう。
私のお勧めはエレコムのLANケーブルです
【CAT6AのLANケーブル】